どこまで、権利処理?
権利処理ってどこまでが権利処理だと思いますか。
権利者に連絡して、許諾をもらった時?
いえいえ。権利処理をする時は台帳を作成することが大事なのです。この台帳を完成してこそ、権利処理完了になるのです。
この台帳には何を書くのかというと、権利処理の対象物(著作物やその他)の内容(タイトルなど)、権利者名、権利者の連絡先、そして最も大事なのは交渉経緯です。
使いたい資料は大体重なります。一度権利処理をした際に、その時の様子を記しておけば、二度目に権利処理するときの参考になります。それは特記事項だけでなく、普通に行った作業(文書送付とか)も記します。これがあるとないとでは、文書が届いているとかいないとかといった小さな出来事の時も早く対応することができるのです。
また、最初の処理時に間違えた対応が残されていると、次の処理時に同じ間違いをせずにすみます。
権利者と信頼関係を作るためにはこうした細々した対応に気を付けたほうが良いときがあります。
つい、許諾が取れて満足してしまいがちですが、台帳の件数が増えれば増えるほど大事なデータベースにもなっていくので、権利処理をされるときにはぜひ作成してみてください。