権利処理実務者の諸々日記

著作権や肖像権等の権利処理に携わってきた筆者が周辺書籍の紹介等をします。

私の著作権勉強法

権利処理のお仕事を初めて9年目。最初からがっつり著作権の勉強をしていたわけではありません。この業界は意外と商慣習がいろいろあって、法律の知識より経験の方が求められるからです。

ちなみに、知識を付けるには資格試験が手っ取り早いというのは、当初から一貫して思っていました。

とはいえ、資格取ろっかなぁとは、会社に入った時からなんとなく思ってはいたのは事実で…。で、実際に行動に移したのは5年目のことです。

著作権関係の資格は幾つかありますが、ビジネス著作権検定(以下、「ビジ著」)と知的財産管理技能士検定(以下、「知財検定」)が代表的なものです。私は国家資格である知財検定の方を選びました。それが長い道のりになるともしれず…。

資格試験の勉強を兼ねると、参考書は用意されていますし、効率よく勉強ができると思います。私の場合は、資格試験についてはまだまだ道なかばなのですが、そこから判例に興味を持ったことは事実です。

著作権の場合、判例は思っている以上に大事で『著作権判例百選』はよく読んでいます。しかし、著作権の師匠と勝手に思っている人から条文も読みなさい、と言われ、しばらく改訂されないだろうと『著作権法逐条講義』を購入しました。
でも、TPPとの絡みで来年には改訂されてしまうかもしれませんね。

著作権の場合、法律や業界の知識は常にアップデートしていかなければならないので、この世界に入ると著作権等について考えることが多くなってきました。

この場合はどうなんだろう、これならどうなんだろうなど、考え出すと面白い。今の仕事をしている限り、止められません。