権利処理実務者の諸々日記

著作権や肖像権等の権利処理に携わってきた筆者が周辺書籍の紹介等をします。

著作権の本って!

このところちょっといろいろ調べるお仕事が来てまして、改めて著作権法判例を確認することになり、『著作権法コンメンタール』2を購入してしまいました。なぜ2からかというと、今の私に求められているのは、30条以降だからです。

といっても来月には、1を購入し、再来月には3を購入するつもりでは、いるのですが…。

なんでこんなに高いのか、個人で買うレベルを越えてる…。1冊1万越えって。3冊で3万越え。大変な出費。

いえ、それだけの価値があることはわかっているのです!わかっているのですが…。

そうです、今日のブログは本の紹介ではなく、いわゆる「著作権の本」について書きたいと思います。

著作権の本」は大体3つに分かれると思います。①法解釈の本、②業務別の解説本、③判例集。価格の話をすると①はどうしても、お高めになります。もちろん、安い本もあります。②、③は大体2000~3000円です。そして、これは法律関係の本は皆同じだと思いますが、法律改正があると改訂版が出る!しかも、最近、著作権法は毎年のように改正になるので①の本を買うのは勇気がいります。

また、これは個人的な見解ですが、①のタイプはAとBを比較する等の作業があるので2冊以上は欲しい。実はこのブログを始める前、11月末頃に、①タイプの本、買ってます。そして、私の場合、3冊は比較します。

②はそれぞれの業界に特化されています。例えば、映像業界の本、音楽業界の本など多岐に渡り出版されています。音楽業界は今、いろいろ揺れているので、年末に出たイーライセンスの社長が書いた『やらまいか魂』など面白いと思います。

③はケーススタディの極み、判例集です。あくまで個人的なイメージですが、意外と出版のペースは遅いように思います。裁判はたくさんありますし、一つ一つの解説は雑誌などに掲載されますが、判例集となるとあまり出ないかもしれません。それだけに、幻の『著作権判例百選 第5版』は残念に思います。

ということで、「著作権の本」というくくりでまとめてみました。

ちなみに、私は著作権法オタクではありません。