権利処理実務者の諸々日記

著作権や肖像権等の権利処理に携わってきた筆者が周辺書籍の紹介等をします。

著作権教育について

今日は著作権教育セミナーに参加します。
ビジネス著作権検定の初級受講者に何を教えればいいのか等を1日がかりで学ぶらしいのです。

これにちなんで、著作権教育についてなんとなく思っていることをつらつらと書いてみたいと思います。

現時点では、著作権教育を行う時には「著作物とはなにか」ということを考えることが一番大事だと思います。ここがわからないと著作権侵害と単なるパクりとの区別がつかなくなってしまいます。

著作権を教える時に「著作物はどうして大事なんだろう?考えてみよう!」とか、著作者の人格権を守ろうとか道徳的に教えられることが多いと聞いたことがあります。でも、「著作物ってなに?」という問いかけと理解がなければ、正しく大事にすることができません。

確かに、この「著作物とはなにか」という問いは難しいと思います。定義はあるもののきちんと理解されているかというと、自信を持って「ハイ」とは言えないと思います。

個人的にはその著作物性の部分をどう伝えていくのがよいか、今日のセミナーで何かヒントが得られればと思っています。