権利処理実務者の諸々日記

著作権や肖像権等の権利処理に携わってきた筆者が周辺書籍の紹介等をします。

今日から権利処理実務者の日記を始めたいと思います。

著作権処理の仕事を始めて9年目に突入しました。 そこで、これまでのまとめとこれからのための備忘録として、 少しずつブログをアップしていきたいと思います。

第1回目は自己紹介も兼ねてこれまでの業務についてまとめて みたいと思います。 尚、守秘義務等もありますので、あまり具体的なことは記載できないことを お許し下さい。

2007年9月から映像の権利処理を専門にしている会社に入社しました。 最初は、教育系の放送番組を配信する仕事に従事しました。 その頃はまだインターネットに番組を配信することがレアケースだったので、 権利者の理解を得ることに苦労したことを覚えています。

その後、2010年の2月から放送番組を再放送などするための権利処理に 従事しました。 この時とほぼ同時ぐらいのタイミングでeラーニングなどの教育分野に興味を 持ち始め、業務とは別にセミナーやシンポジウムに出るようになりました。

4年半ほど同じ仕事をしていたのですが、昨年の秋からまた配信の仕事に戻りました。 会社に入社した頃とは違い権利者の配信への認識は深まったものの、配信の仕組みが 多種多様になり、それはそれで・・・。

そして、この4月より本社で教育系の仕事に従事するようになりました。

この8年の間で実感しているのは、権利者の意識も高くなり、 ユーザーの意識もいろいろな意味で高くなったということです。 それだけ「著作権」という言葉が広まったということですね。 一方で、まだまだ誤解されていることも多く、私自身も勉強しなければ ならないことが多いのです。

このブログを通して、読んで頂ける人ともに著作権を正しく理解できれば と思っています。